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あと何回、このBBSに同人誌の感想を書き込めるのだろう

 投稿者:ロヒキア  投稿日:2019年 2月 3日(日)23時16分32秒
  先日は『コミックマーケット95』の参加、おつかれさまでした。

待望の『アメコミ情報誌SleepWalker #28
ジャック・カービーのファンタスティック・フォー -発動編-』を
読みました。の『FANTASTIC FOUR VOL.1』#22-56(1964-1966年)と、
その期間にジャック・カービーがFFのメンバーを描いた他誌へのゲストや
スピンオフしたエピソードを紹介していましたが、
この辺のエピソードは既読済みであったものの結構忘れ始めてる事柄も多く
最近見てた深夜アニメの『バナナフィッシュ』や『ジョジョ』等と同様に
新鮮な気持ちで読めました(でも『どろろ』はそうでもない)。
#34の大富豪ギデオンとの戦いもすっかり忘れていましたよ。

この頃になると他のヒーロータイトルも創刊されて
FF以外のヒーローとの絡みも多くなってきているし、
ライヴァルであるDR.ドゥームやサブマリナーのバックボーンも
掘り下げられてました。「Ⅹメン」との絡みが記憶以上に多かったのですが、
やっぱり「Ⅹメン」って他のヒーローと距離を置いているんですな。
パペットマスターがプロフェッサーⅩを操るとか、いま読むと色々と凄い。
でも『STRANGE TALES VOL.1』#120でのヒューマントーチとアイスマンの共闘は
よかったです。

「フライトル・フォー」が短期間の間に何度もFFと激突して
ライヴァル・チーム感を高めているし、
前後してリードとスーの結婚があるし
(この時のベンとの約束が、最近になって果たされる辺りも感涙)、
「フライトル・フォー」の流れからメデューサ繋がりで
インヒューマンズ編に入り、更に間髪入れずにギャラクタスの降臨⇒
ブラックパンサーのデビューと怒涛の展開。それにしても
メデューサもシルバーサーファーも初登場は全くキャラが異なるなァ。

解説ではリード達の母校である「ステート大学」がピーターが後に通う事になる
「エンパイア・ステート大学」と同じになった経緯、スクラル人の王女アネーネの
数奇な運命を説明したり、ネガティブゾーンをはじめとする様々な世界への探検など後に
【マーベルユニバース】を彩っていく事になる事象の数々について説明し、
さながら歴史の確認作業ないし拡大する【マーベルユニバース】を追体験しているようでした。

この辺はスタン・リーがノリに乗って話を紡いでいるのが解るし、
ジャック・カービーのアートもモノ凄い速度で進化してるし、
『FANTASTIC FOUR VOL.1』#44(1965年)からジョー・シノットが
インカーとして参加する事でそのアートは更に迫力を増している。
この辺りを解説しアートを選定しているアメコマー菅野さんが
楽しんでいるのがよく伝わっているし、読んでるこちらも楽しい。

そしてコミックスとして、とても豊かだと思うのでした。
キャラクター、ストーリー、世界観、時代性、その全部が。
キャラクターといえば今回もキャラ紹介が充実していましたが、
ワイアット・ウィングフットに関しては次回に持ち越しでしょうか?
 
 

われらファンタスティック・フォー

 投稿者:アメコマー菅野  投稿日:2019年 1月26日(土)17時06分27秒
  アメコミONLYイベント TEAM-UP 12、および、コミックマーケット95に御来場いただき、
うちのサークルで同人誌を入手いただきました方、ありがとう御座いました!

>ロヒキアさん
当日の売り子、感想、ありがとう御座います!
>オリバー・クィーンは無人島でサバイバル生活を送るうちに、弓矢の腕が超人的に向上した
現在のコミックのグリーンアロー、そして、ドラマ『アロー』でも使われたこのオリジンは
ジャック・カービーが描いた、というのは今回の本で伝えたかったことの一つです。
この話のライターが、フューセット社でキャプテン・マーベルJr.を創作、第二次大戦後の
ナショナル社(のちのDC)でケイブ・カーソンを創作するなど活躍しシルバーエイジの
立役者の一人となったエド・ヘロンことフランス・エドワード・ヘロン、というのも
注目ポイントですね。

>ブルズアイ(MAINLINE)
こういう↑話題がイベント当日するっと出てくるのが流石ですねロヒキアさん。
メインライン社は’50年代中頃にジャック・カービーとジョー・サイモンが設立した
コミック会社でしたが、短期間で消滅、コミックの続きはチャールトン社から出版されたり。
ブルズアイはメインライン社で創作されたアーチャーヒーローですね。

復活したFantastic Fourを毎回楽しみに読んでます。
Fantastic Four Vol.6 #2-3を御紹介↓

リード、スーザンと子供たちは、多元宇宙探検を続けていた。
今いる宇宙では、プリンス・アルボロに協力して友好関係を築いていた。
フランクリン・リチャーズが現実改変能力を使って手の中に宇宙空間を創り、
モレキュルマンの能力と合わせて新たな宇宙を創造するのを見て、アルボロは驚き
自分たちの宇宙もきみが創ったのかと問う。
フランクリンは、そうさ、僕がきみたちの神様ってわけだと答える。
リードたちは宇宙船に乗り込み、様々な新たな宇宙を巡る。
一角獣のような生物が棲む山岳地帯へ。別の宇宙では深海で海底人の王子ウーが活躍。
別の宇宙では火山の大噴火のなかを球体バリアに入って進む。次々と創り出される新宇宙。
ある宇宙では雪山でテントを張って一夜を過ごす。テントの中で、フランクリンは妹の
ヴァレリアと元の宇宙に戻ってベンおじさんやジョニーおじさんに会いたいと話す。
リードとスーは外で夫婦水入らずでくつろぐ。
翌日、フランクリンは再び現実改変能力を使おうとするが、能力が発動しない。
心配してフランクリンの体調をチェックしはじめるリードたち。
このチャンスを待っていた者がいた。空の空間が割れ、奇怪な宇宙船に乗って、全ての終焉を
もたらすというグリーバーという女性型の怪人物が出現! モレキュルマンは割れた空を修復
しようとするが、グリーバーに一撃で倒されてしまう。
リードは皆に宇宙船へ戻れと指示し、逃走開始。
これまでリードたちが探検してきた宇宙を破滅に追い込みつつ、グリーバーは追撃する。
リードたちの宇宙船はアルボロの宇宙へ墜落。追ってきたグリーバーをフランクリンが
撃墜しようとするが、指先一つで吹き飛ばされてしまう。立ち上がったフランクリンは、
仲間たちが全滅しているのを見て驚く。グリーバーはリードに、ファンタスティック・フォー
とはこんなものかと煽るが、リードは「これはフューチャー・ファウンデーションだ、
もしファンタスティック・フォーが相手だったらきみはたやすく敗北していたよ」と返す。
グリーバーは自分の宇宙船から転移装置を降ろしてリードに与え、ではファンタスティック・
フォーとやらを連れてきてみろと挑発する。リードが装置をセットすると、地球の上空に
巨大な4の文字が現れ、ベンとジョニーをリードたちがいる宇宙へ召喚した。久しぶりに
四人が揃った。それがどうしたと叫ぶグリーバーだが、彼女の前にいるのはリードたち四人
だけではない。シーハルク、シーシング、ルーク・ケイジ、ハービー、アントマン、
ゴーストライダー、ミズ・シング、フランキー・レイ、ブラックパンサー、アイスマン、
クリスタル、ネイモリータ、ウルヴァリン、メデューサ、ストーム、スパイダーマン!
かつてファンタスティック・フォーだったことのある全員が集結していた!!!!

集結したオールスター・ファンタスティック・フォーだが、グリーバーは意に介しておらず、
リードにもこのメンバーの力を持ってしても勝てないことが判っていた。
しかしリードには策があった。まずベンとジョニーに、転移装置を壊せと指示。
意図が判らなかったがリードを信頼して装置を壊す二人。それを見てストームやメデューサは
スーザンに、おたくの旦那何してくれてんの、元の宇宙に戻れないじゃないと不安がる。
リードの指揮でグリーバーに立ち向かうヒーローたち。
リードはオリジナルメンバー4人で集まり円陣を組んだあと、子供チームへ合流。
ジョニーやベンとの再会を喜ぶヴァレリアやフランクリンたち。フランクリンは前回の敗北で
気落ちしている。
歴戦のヒーローたちだが次々に落とされていく。撃墜されたスパイダーマンを救うスーザン。
リードは、グリーバーは普通の女性ではなくコズミック・ビーイングであり力では勝てないと
説明し、ヴァレリアに指示して先程壊した転移装置のところへ、そしてジョニーをグリーバー
の宇宙船へと向かわせた。
落ち込むフランクリンを励ます一同。スパイダーマンが話していたが、ここはベンの出番だ。
名付け親の励ましを受けて再び立ち上がるフランクリン。二人は力を合わせてグリーバーに
パンチを打ち込む。
敵宇宙船へと向かうヒューマントーチは、敵の怪人と戦うアイスマンに、おまえ
ファンタスティック・フォーだったことあったっけ?と言う(実はない。ミスか?)。
ヒーローたちが奮闘している間に、ヴァレリアは壊れた転移装置のところに到着。
ジョニーは敵宇宙船に大穴が開いているのを見つけ、のぞきこんで驚く。
グリーバーはフランクリンを捕らえた。だがフランクリンはファンタスティック・フォーの
勝利を信じる。スーザンは透明化能力で息子を救出。
グリーバーの宇宙船内に入ったジョニーは、中でハルクが暴れ破壊されているのを報告。
ここで、リードは戦闘終了を宣言。不思議がるグリーバーにリードは、おまえの力は破壊に
のみ使えるが創造には使えない、宇宙船内の時空転移装置と外に出した装置の両方が壊れて
しまった今、故郷の次元に戻る手段がないだろう、こちらには装置を修理できる者がいる、
去るか、ここで勝利したあとこの宇宙に閉じ込められるか、選べと迫る。捨て台詞を残し、
前者を選んで去っていくグリーバー。危機は去った。喜び合うファンタスティック・フォー。
オリジナルの4人は手を合わせて結束を確かめ合う。そして、ベンの結婚を知り、
祝福するのだった。

#2ラストのファンタスティック・フォー大集結という驚きの展開から、#3で力では勝てない
相手にリードの策で勝つという実にファンタスティック・フォーらしい展開で大満足でした!
 

地獄の射手マダンガー(題名関係無し)

 投稿者:ロヒキア  投稿日:2018年11月21日(水)22時49分21秒
  先日は『TEAM-UP12』の参加、おつかれさまでした。
遅刻してスイマセン。新刊のアメコミ情報誌SleepWalker #27『JKGA』を読みました。

ジャック・カービーがアート(稀にライターも)を担当した『GREEN ARROW』を掲載した『ADVENTURE COMICS VOL.1』#250-256(1958-1959年)と『WORLD'S FINEST COMICS』
#96-99(1958-1959年)のエピソードを紹介していましたが、
この頃のグリーンアローは、設定はグリーンホーネット、ガジェットはバットマンの設定を
丸パクりした亜流ヒーローの一人に過ぎないところを、
カービーは特徴付けとして毎回弓矢の仕掛けに工夫を凝らしており、
その特色を最大限に活かすべく世界中からグリーンアローに匹敵するアーチャーが
集まって世界会議を開いたり(オバQのオバケ連合かよ!)、
巨人の住む異次元世界に迷い込んだグリーンアローが
そこで自分と同じようなアーチャーに遭遇するといった、
その場限りの設定だし荒唐無稽だが最高に楽しいエピソードが紡がれていた事が
語られており、アメコマー菅野さんのカービー愛が感じられました。

その結果、今やTVドラマの設定の中核になるような、
“オリバー・クィーンは無人島でサバイバル生活を送るうちに、弓矢の腕
が超人的に向上した”という設定が描かれるに至ったと結んでいるのは流石。
それまでグリーアローの技能やコスチュームには説明が無かったんですねェ。
カービーのユニークで創意工夫溢れる弓矢の数々に全振りしている清さは、
現在のアメコミに失われた賑やかさがあると思いました。

まぁ会場でも話しましたけど、カービーの描くアーチャーの系譜として、
ブルズアイ(MAINLINE)⇒グリーンアロー(NATIONAL COMICS)⇒ホークアイ(MARVEL COMICS)の
流れの解説は欲しかったところですが。
 

あれがあれが ふるさとだ

 投稿者:アメコマー菅野  投稿日:2018年 8月25日(土)15時46分40秒
  7月のアメコミオンリーイベントTEAM UP、そして8月の夏コミにてアメコミ向上委員会の
スペースにて本を入手していただいた皆様、ありがとう御座いました!

>ロヒキアさん
夏コミではおかげさまでとても楽しく過ごさせていただきました。
感想ありがとう御座います!励みになります。
Fantastic Fourの方の原稿やっていて、CHALLENGERS OF THE UNKNOWN #1の宇宙子供の
話はインファント・テリブルの原型だなと気づきましたので、それは次の本に載せています。
>「アルティバック」との戦う話がお気に入り
私もです。アルティバックのディティールかっこよいですよね!
>訂正ペーパー
訂正もそうですがSTRANGE TALESのカービー以外の回を紹介できて良かったと思います。
STRANGE TALESのヒューマントーチの話では、アスベストマンとかプラントマンも
へんてこで好きなので、未読の方には紹介したいですね。

ロヒキアさんの新刊『近頃なぜかCHARLTON』読みました!
とてもロヒキアさんらしい本で、読んでいて楽しかったですよ!
今は無き、そのため知る人の少ないチャールトン社のコミックについて、
歴史・人物・傾向・内容まで知ることができる、良書でした。
こういう、誰も知らないものを沢山紹介することにかけては天下一品ですね。
モータースポーツコミック、恋愛コミック、ホラーコミックなど、語られることが少ない系統の
コミックについて知見が得られたのも嬉しく。
特に、マーヴルではスーパーヒーロージャンルに押されて消滅した恋愛コミックが
チャールトンでは生き残っていて、特にナースものが人気というのも面白く。
CPLギャングについて解説されたのも意義深いと思います!
個人的にはマーキュリーマンとかE-マンのようなSFヒーローに興味がわきました。
ロヒキアさんの本は、100%の確証がないことでも重要ならば読者に問い、読んでいる側と
対話が成立するような作りになっているのが素晴らしいですね。
今後ともよろしくお願いします。

こちらも次の本の原稿、頑張ります!

さて皆様。
ついに。ついにFantastic Fourがタイトル再開ですよ。読まれましたか?
Fantastic Four Vol.6 #1を入手し読みましたので、レビューと感想を!
【ネタバレしていますので、これから読むという方は御注意!】

 SECRET WARS(2015年)の戦いのあと、リードやスーザンたちは、フランクリンや
モレキュルマンの能力を合わせて宇宙を再構築するが、自分たちは向こうの宇宙に
残されてしまっていた。
 ザ・シングことベン・グリム、ヒューマントーチことジョニー・ストームは
再びタッグを組むが、ファンタスティック・フォーというチームは消滅したままだ。

 ベンは盲目の女性アリシアの買い物につき合い、ジョニーは大学時代からの親友
ワイアット・ウイングフットと野球観戦。
 そこで空に、FANTASTIC FOURの文字が現れた。ファンタスティック・フォーの四人が
持っていた、集合のための信号弾だ! ジョニーは変身して飛んでいくが、ベンは
リードたちのはずがないと買い物を続ける。その通り、信号銃を盗んだ子供の悪戯だった。
 信号弾の騒動で、久しぶりにファンタスティック・フォーがテレビで報道された。
ザ・シングはノーコメントと答えたが、メデューサやクリスタル、ルーク・ケイジなど、
チームゆかりの人物が話をする。弁護士ジェニファー・ウォルターズ(シーハルク)は警察署に
現れ、ジョニーやワイアットと再会、悪戯した子供の情状酌量をベンから頼まれたと話す。
 ベンは昔のアイテムを保管しているアパートへ来訪した。ここから初期型信号銃が
盗まれていたのだ。ベンはアイテムの中から1つの箱を取り出し、思い出を話し始める。
ファンタスティック・フォーがアストロノミカという宇宙人と宇宙探検をした時、地球へ
帰還できなくなり、宇宙人の杖についていくステラレックス・ストーンという、歌の力で
発動する宝玉を使ったことを。一番の歌い手は誰ですかという問いに、スーザン以外が
「ジョニー」と答え、ジョニーはウェイン・ニュートンの「ダンケシェーン」を歌い、
次元の壁を開いて地球へ帰還したのだった。ベンはその時の記念にもらった宝玉のかけらで
やる事があると決意を固める。
 アリシアの部屋にベンが現れた。アリシアは何か言われる前に察し、バラの花束と
ステラックス・ストーンの婚約指輪を持ったベンに、「YES!」と返事する。
 ついにアリシアと婚約したベンは、ジョニーを呼び出し、結婚式の見届人として最高の男は
お前だろう?と話す。しかしジョニーは激高する。ベンの結婚を見届けるのは親友リード・
リチャーズだろうと怒鳴り、飛び去ろうとするジョニーだが、月にむかってリードの名を呼んでも
返事はない。降りてきてベンたちと抱き合い、涙するジョニー。
 その頃、異星の月のもと、別宇宙にて異様な機械を組み立てたリードは、スーザンと共に
装置を起動させた。ベンは顔を上げて、頭上に見えたものに「アンビリーバブル」と感嘆する。
それはファンタスティック・フォーの友人であったメデューサやクリスタル、ルーク・ケイジ、
ワイアットとジェニファー、そして街の人々にも見えていた。地球の上に、巨大な「4」の
文字が浮かび上がっていたのだ!

 Fantastic Four再開第1話として、最高の回でした! アメコミは長く続くため、
これまでやった事のない話を作るのがどんどん難しくなっていくのは確かなのだが、そこを
クリアして新しい話を作るのがライターの腕の見せ所だ。そして、ベンとアリシアが結婚
というのは、ファンタスティック・フォー50年以上の歴史でも初めてのことなのだ
(「ジョニーとアリシアの結婚」すらあったのに!)。まさかこの展開を持ってくるとは!
 さらに、チームにリードとスーザンが帰ってくる理由としても素晴らしい。「強大な敵が現れ
地球に危機が」みたいな理由はありきたりだ。ファンタスティック・フォーは家族のチームだ。
「家族が結婚するから」というのは、最高の理由ではないか。ライターのダン・スロットには
最大の感謝と拍手を贈りたい。
 #1には他に、ドクター・ドゥームの短編と、インポッシブルマンの1ページ漫画も掲載。
そちらも良かった!皆様是非この新刊を!そしてこのシリーズを!自信を持ってお勧めします!
 

Try My Best 東へ西へ南へ北へ

 投稿者:ロヒキア  投稿日:2018年 8月15日(水)23時32分10秒
  どうも先日のコミケではお世話になりました。

アメコマー菅野さんの同人誌では最新作となる『アメコミ情報誌SleepWalker#26
ジャック・カービーのチャレンジャーズ・オブ・ジ・アンノウン』を読みました!
前回の『ジャック・カービーのファンタスティック・フォー-接触編-』の後に
ある種の原型であるDC COMICSの『CHALLENGERS OF THE UNKNOWN』を扱うとは面白い采配。
ジャック・カービーが担当した『SHOWCASE』#6-12(1957-1958年)、
『CHALLENGERS OF THE UNKNOWN VOL.1』#1-8(1958-1959年)、
かなり時代が下って『DC COMICS PRESENTS』#84(1985年)を紹介しているので、
題名どおり“カービーのチャレンジャーズ・オブ・ジ・アンノウン”は
完璧といえるでしょう。

一方で文章の段組に関して気を使っているとは思ったのですが
アクションを文章で説明する野暮さを感じるし、
メンバー紹介は図も載せてほしかったし、
他にも怪物やガジェット類にも図は欲しかったかなーと。
お話としては、メンバーがアイテムを悪人と奪い合って揃えるような
パターンが多かった気が。

『SHOWCASE』#6のインカーはジャック・カービーの嫁さん
ロズ・カービーになっている指摘は面白く、
自分もCHARLTON COMICSの同人誌でジョー・サイモンと
ジャック・カービーがスタジオ運営していた時代を
軽く調べたりした事もあったので興味深く感じました。

『CHALLENGERS OF THE UNKNOWN VOL.1』#3の宇宙開発ネタが
人類の宇宙初飛行より前なのに念の入った描写になっているとか、
流石アメコマー菅野さんだなと思う注釈も。『
CHALLENGERS OF THE UNKNOWN VOL.1』#4が
『FANTASTIC FOUR VOL.1』#19(1963年)の原型という指摘も良かったですねえ。
『CHALLENGERS OF THE UNKNOWN VOL.1』#8の解説で
“深刻そうな話だが、結構簡単に逆転できるお手軽さが逆に楽しさになっている”
なんて言い回しは自分には思いつきませんよ(汗)。

あとがきではジャック・カービーの『CHALLENGERS OF THE UNKNOWN』を
読む方法について書かれてるのも流石。
自分はモノクロTPB『SHOWCASE:CHALLENGERS OF THE UNKNOWN』で読んだのでした。
『SHOWCASE』#7のロボット「アルティバック」との戦う話がお気に入りでしたね。

訂正ペーパーは『ジャック・カービーのファンタスティック・フォー-接触編-』では
ディック・エアーズがアート担当だったので扱わなかった
『STRANGE TALES VOL.1』#106(1963年)の紹介なのは良かったですねえ。
#107の紹介も機会があれば是非!


> マーマレードボーイプライムさん
>脚本の人そこまで考えてないと思うよ(真顔)


『月刊少女野崎くん』の引用ですか。
つまりライターはそこまで考えているのだろうとお考えなのですね!
この言い回しは便利なので飲み会でよく使ってますよ。勿論、冗談ですが。
 

復活の日

 投稿者:アメコマー菅野  投稿日:2018年 4月 9日(月)06時21分3秒
編集済
  ずいぶんと久しぶりに書き込みます。今まで何してたかというと、仕事仕事、
仕事三昧デスよ(泣)。職場で色んな事情があって深夜、泊まり、土日出勤あたり前
という無茶な状況で、「吐きそう」「助けて」が口癖になるほどに結構ズタボロに
なっておりました。
ヴァースコミックスさんの動画出演は昨年打診されていたので、爪の先ほどの空き時間を
使って資料作ってプレゼンしたり準備したりしてましたが、当日仕事で大トラブルが発生して
ドタキャン寸前からギリギリ回避、という有様で。好き放題喋ってるように見えますが
裏ではそんな事態があったのデス。
そんなドタバタな3月末、突然「Fantastic Fourがタイトル復活!」との報が入り、瞬時に
目に光が戻りましたよ。ああ長かった、本当に長かったですが、ようやく俺にとっての
マーヴルユニバースが帰ってきます(泣)。おかえりファンタスティック・フォー!!!!
4月に入ってからようやく仕事状況も少しだけ落ち着いた感じがして、私も復活せねば!
と思う今日この頃で御座います!

>ロヒキアさん
感想ありがとう御座います。とても励みになります! レスが大変遅れ申し訳ありません!
>アメコマー菅野さんは新刊を落とされていましたが、
いやもう、原稿がギリギリの時に休日が連続で仕事になった時の絶望感たるや。ああこれは
間に合わないとなった時、ただ前のめりに倒れるのでなく、残り一日で何が出せるか
という方にシフトできたので何とかあれを出すことができました。
>何故かこの頃の『CAPTAIN AMERICA』関連では~
おお、これはスティーブ以外のキャップたちが登場するCAPTAIN AMERICA ANNUAL #6
のことですかね。さすが!
>FF本の続きを
ありがとう御座います。頑張ります!

>ママレードボーイ・プライムさん
はじめまして。まずは書き込みありがとう御座います。
言葉の端々から、こちらの同人誌をちゃんと読んでくださっていること、期待して
くださっていることは伝わってきて嬉しく思います。
>目が滑って読み辛いっス
私の同人誌を読み辛いと思ってる方がいるらしいことは何となく知ってはいましたが直接
書き込みありがとう御座います。できるだけ精進していこうと思います。
どうやらママレードボーイ・プライムさんには私には見えていない「こうすればアメコミ
解説同人誌は理想的になる」というのが見えている御様子。私にはこれはとてもうらやましい
のです。ですので、是非あなたもアメコミ解説同人誌を作って、私がうらやむようなつくり
の本を見せてくれたら、大いに刺激になりますので嬉しいです。
>ファンタスティックフォー第一話が現行紛失で書き直されて
これは今は亡きトライソフト新宿店の店長さんから聞いた話なのですが、言われてみれば
私が現物を入手して確認した訳ではないですので、在庫の訂正と、訂正ペーパーの発行を
行います。大変失礼しました。御指摘ありがとう御座います。
>脚本の人そこまで考えてないと思うよ(真顔)
ここなんですが、「このコミックの作者は前のあのコミックから影響を受けているんじゃ
ないか」という想像は、そこから調べものをする強力な原動力になりますので、簡単に否定
しない方が良いのではないかと思います。

さてファンタスティック・フォーも帰ってきますので、マーヴルの現行コミックの話を!
BLACK PANTHER #166
子供の頃、父親の暴力で精神を病んだ姉が、自身のトラウマになっている音波怪人クロウ。
アラスカの山奥にあったA.I.M.の秘密基地を壊滅させ、ワカンダの敵国アザニアに転送。
ワカンダが援助している部隊を壊滅させるが、トラウマから女性隊員を見逃す。研究施設にて、
クロウは姉の精神の復活を目論む。その助力を得て、仮面の人物ラス・ザ・エクスホーターと
異形の大部隊が国境からワカンダへ侵攻。ブラックパンサーたちは防衛戦で苦境に立つ。

BLACK PANTHER #167
苦境の中、シュリは犯罪者として捕縛していたサンダーボールことエリオット・
フランクリン博士を解放。彼の協力を得て、ブラックパンサーはクロウ侵入の状況を把握、
さらに電脳世界でワカンダの過去の歴史を見て敵部隊が先史種族であると情報を得る。

BLACK PANTHER #168
ワカンダの戦闘機隊にて鎮圧へ向かうブラックパンサーだが、ラスが起こした竜巻で撃墜
されてしまう。なんとか生存したブラックパンサーたちだが、昆虫人、双頭人、白猿人、
六腕人などの異様な先史種族に囲まれてしまう。そこへ、サンダーボールが駆けつけ鉄球が
炸裂! また、老女王により、護衛部隊ミッドナイト・エンジェルたちが戦地へ向かっていく!

BLACK PANTHER #169
アザニアの研究施設では、クロウやドクター・ファウスタスが野望を実現しつつあった。だが、
鉄仮面をつけられ捕獲されていたワカンダのアネカが反抗し格闘戦のうえ脱出。鎖がついた
鉄仮面を巧みに武器としてドクター・ファウスタスを倒し同胞アヨを救出。機器が破壊
されたことでクロウの野望も潰える。そしてそこへミッドナイト・エンジェルが飛来し、
事態は大逆転していく。

BLACK PANTHER #170
先史種族と大格闘戦を繰り広げるブラックパンサー。ラスが砂で戦闘部隊を作り出して
差し向けたため、次第に劣勢になっていく。だがそこへ、ストームことオロロ・マンローを
先頭に増援が駆けつけ、大逆転! パンサーの投げ槍がラス・ザ・エクスホーターに
撃ち込まれ、捕らえられたラスの仮面が割られるが、その素顔は、ワカンダの王族アシラ!!

敵味方合わせて沢山のキャラクターが登場、しかし台詞少なめでアクションは多めという
大活劇が楽しめます!
 

そうは言うっスけど

 投稿者:ママレードボーイ・プライム  投稿日:2018年 3月 8日(木)21時53分50秒
編集済
  せっかく9000円も払って場所貰って参加してるのに新刊落としたとかそもそも未完成商法だったり色々心配っスね。生誕100周年とかいってこのこんな体たらくじゃ完走に110周年経過してしまうんだ、悔しいだろうが仕方がないんだ。
その中身だって毎度の事とはいえ段組みも行間も空けずに横一列で文字を羅列するから目が滑って読み辛いっス。やりたい事するのが同人誌だからって、読み手の事を一度でも考えた事あるんスかね?
表紙だってせっかく金を積んで手間を省く為のオフセット本なのに上から貼り付けるのは無駄な行為っスよね?しかもどう見たって手の込んだイラストが間に合わないとかじゃない簡単に取れそうなただの写真。なんで入稿日に間に合わせようとしなかったんスかね?
あとファンタスティックフォー第一話が現行紛失で書き直されてインカーが特定されてないってそれどこ情報なんスかね?一次資料も提示せずに「~だという」って言い方はルールで禁止っスよね?
これもかんのさんを思っての忌憚のない意見って奴っス。貴重な情報を読みやすく出してくれればええんやっ!
>案外と『BATMAN:THE RETURN OF BRUCE WAYNE』とか『CAPTAIN AMERICA:REBORN』に影響を
与えてんじゃないかと思うんですけど。
脚本の人そこまで考えてないと思うよ(真顔)
 

過去と未来と昨日と今日を行ったり来たり

 投稿者:ロヒキア  投稿日:2018年 1月 6日(土)23時54分27秒
  冬コミは委託を受けて頂き、ありがとうございました。
また吹きっさらしの中での奮闘、ご苦労さまでした。
冬はアメコミ島は二次創作、本場アメコミアーティストの画集と
バラエティに富んで面白かったですね。
アメコミ資料系の本もいつになく充実していましたし。

アメコマー菅野さんは新刊を落とされていましたが、
それでも僅かな時間で6頁の無料配布ペーパーを作ってしまう地力が凄い。
なんか自分も作ればよかったと思いましたよ。

「キャプテンアメリカ’ズ・バイセンテニアル・バトルズ レビュー」は
全6頁に文字がぎっしり。カービーの渾身のアートも載っているので読み応えがありました。
中身はアメリカ合衆国建国200周年に合わせて発刊された内容でしたが、
キャプテン・アメリカがミスター・ブダという謎の人物に導かれ、
アメリカ200年の歴史を辿るという内容は
案外と『BATMAN:THE RETURN OF BRUCE WAYNE』とか『CAPTAIN AMERICA:REBORN』に影響を
与えてんじゃないかと思うんですけど。

またミスターブダは、何故かこの頃の『CAPTAIN AMERICA』関連では
時空も超えられる存在として忘れた頃に登場していた印象。
干渉しまくるウォッチャーという感じなのかな?
どの時代においても、キャプテン・アメリであるスティーブ・ロジャースの
人間性だけは不動であるというのが良かったです。

来年はジャック・カービー生誕101周年なので、それに合わせた
FF本の続きを期待していますよ!
 

いつかは花も咲くだろう

 投稿者:アメコマー菅野  投稿日:2017年 9月30日(土)08時52分2秒
  夏コミからしばらく経ってしまいました。SF大会に行ったり、ジャック・カービー生誕100年
を祝ったり、映画『ワンダーウーマン』観たり、ベスト判のフイルムを探したり、
友人たちと大洗に泊まったり、母と2日間海岸を歩くだけの旅行にいったりしてます。

>ロヒキアさん
またもレス遅くて申し訳ありません。感想書き込みありがとうございます。
当日は売り子ありがとう御座いました!
>シルバーエイジの【マーベルユニバース】を追体験
これがまさに今回の本でやりたかった事で、「もしも1961年に居てFantastic Fourを#1から
順に読んだら」というのがコンセプトでした。そのため、作者やキャラのその後については
書かないようにしてます。伝わったようで嬉しいです。
>ゴールデンエイジのコミックスとも地続きの不思議な感覚
これ、ユニバースを再構築しようと意図的にやってると思うんですが、実に巧いですよね。
>DARKSTARS
おまけペーパーでのダークスターズ紹介は、やりたい事がやれて満足でした。
どマイナーなコミックになってしまいましたが、あの面白さが再評価されてほしいのです。
>野辺山天文台のミリ波干渉計の写真が、東宝のパラボラメカみたいで
楽しいのでロヒキアさんも是非行ってみてください!

残りのカービーFantastic Four紹介も頑張ります!

アメコミ新刊紹介↓
SUPERMAN #28
この号だけじゃないですが、スーパーマンがちゃんと父親やってるのが実に良いんですよ。
この号はアメリカ合衆国の戦争史を息子に伝えるため旅行へ。第二次大戦、朝鮮戦争、
ベトナム戦争について息子に語るクラークとロイス。そして南北戦争の戦地を巡る
ピクニックへ。そこで出会った家族の先祖が南北戦争で負傷したあと濁流にのまれて遺体が
見つかっていないという話を聞く。今回スーパーマンがやるのは、川底で人知れず眠る遺体
を家族のもとに届けるだけなんですが、それがとても彼らしくて。
 

怪獣退治の専門家、自慢のジェットで敵を討つ

 投稿者:ロヒキア  投稿日:2017年 8月20日(日)19時00分2秒
  夏コミは委託を受けて頂き、ありがとうございました。
また実際の即売でも隣が本場アーティストの長蛇の列に飲まれそうになりながらも、
頑張って表紙画像が印刷で潰れた事を補足しての対応には頭が下がります。

そんなワケで早速、新刊の『アメコミ情報誌SleepWalker#25
ジャック・カービーのファンタスティック・フォー-接触編-』を
読ませて頂きました。全て既読済みのエピソードばかりだったんで
一日で読み終えたのですが、自分とこの新刊よりも頁数が多かったのか?

この同人誌は「ジャック・カービー生誕100年記念同人誌」の副題が付いており、
「ファンタスティック・フォー」が登場して、尚且つジャック・カービーが
アートを担当しているものは全て網羅していましたが、
『FANTASTIC FOUR』初期20話の他に『STRANGETALES』でヒューマントーチが
スピンオフして主役になったシリーズ(#106-107は除く)の他にも、
『THE AMAZING SPIDER-MAN』#1や『THE AVENGERS』#1も掲載している徹底ぶり。

『FANTASTIC FOUR』発刊までの経緯説明やジャック・カービー+スタン・リーの
黄金コンビの解説、FFメンバーをはじめゲストのヒーローやヴィランのキャラ紹介も充実。
各エピソード毎に同時期の他のMARVEL COMICSの動きも細かく記載しシルバーエイジの
【マーベルユニバース】を追体験できるし、当時の宇宙開発事情の影響にも言及。

初期のFFの怪獣モノの変型からDR.ドゥームやサブ・マリナーといった大物ヴィランの出現、
マッドシンカー、レッドゴースト、モルキュールマン等の悪役から
ウォッチャー、ニック・フューリーら後の【マーベルユニバース】の重鎮の登場、
ミラクルマンやオボイド人などのマイナーキャラまで、キャラの宝庫であるFFらしい
賑やかさで飽きさせない。他にも「マイクロバース」や「アトランティス王国」など
【マーベルユニバース】の重要なフィールドが出てくるのも特筆。

『STRANGE TALES』の方も後のウィザードやトラップスターが出てくるので侮り難し。
モルキュールマンも本人自体は『STRANGE TALES』に出てきそうなヴィランなんだけど、
その能力がコズミック級の為にFF系ヴィランの“格”があるという感じかな。

画像も「ESSENTIAL」シリーズから抜粋したと思しきB&Wの画像で見易く、
大きく貼っているのでカービーの迫力を損なってない。
先に既読済みのエピソードばかりと書いたけど、
登場人物がMARVEL COMICSを読んでいるメタさと共に、サブ・マリナーが発見されたり、
『THE AVENGERS』でキャプテン・アメリカが復活するより前にキャップの偽者が現れる
エピソードもあって、ゴールデンエイジのコミックスとも地続きの不思議な感覚が面白いなと。
デイリービューグルもFF#2が初出なのねん。

カービーが担当していたFFは全部出すようですが、FFは全てのMARVEL COMICSの基本であり、
シルバーエイジのガイド的な側面もある同人誌なので続きも楽しみです!


オマケペーパーはDC COMICSの『DARKSTRAS』の特集。あえて宇宙警察被りで
クロスオーバーさせた「TRINITY」とか、テコ入れ策だけど既存のDC COMICSの
キャラクターを「ダークスターズ」のメンバーに加える展開とか好きだったな。
裏面は「フジカGL60」というカメラの紹介でしたが、野辺山天文台のミリ波干渉計の写真が、
東宝のパラボラメカみたいで格好良かったです。
 

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