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そう、終電ないから帰れるはずがないんです。
でも、いないんですよ。
駅の周りもいない。
飲み屋さんにもいない。
段ボールを住み処とされている方々のとこにもいない。
もうみんな、完全に探し疲れて、次の日仕事あるヤツもいたから帰らせました。
2時くらいかな。金田を見送ってから、私は再び、夜の新宿を探しました。理由は、怖かったから。烈だもん。こえぇじゃん。
歌舞伎町のニーチャン達にケンカ売って、ボコボコにされてるかもとか考えると怖くて怖くて。
とりあえず奥さんと連絡を取りつつ、始発まで探しまくりました。でもいないんです。体力の限界で仕方なくあきらめて、帰りました。次の日に烈から普通に連絡きて、歌舞伎町のマン喫で爆睡してましたと言われました。
もう彼のことは心配しないと誓いました。
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