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欲望の翼

 投稿者:ロヒキア  投稿日:2017年 5月 1日(月)11時30分58秒
  先日は「TEAM-UP9」では色々とお世話になりました。
新世代アメコミファンの方々と話す機会もあり、
色々と様変わりしているけども、実は00年代頃よりも
少なくともファンダムは過去作リスペクトしてる時代に
なってるのかな~等とも思ったり。

あとアメコマー菅野さんが親切丁寧にアメコミ語りをして、
ちゃんと聞かせる話芸になっているのは色々と凄いなァと。
自分にはあーいう真似は出来ませんよ。

そんなワケで遅くなりましたが新刊の
『アメコミ情報誌SleepWalker#24 オレンジ野郎にゃ気をつけろ』を読みました。
やたらとアメコマー菅野さんが新参キャラをお勧めしてるので何だろうと思ったら、
この同人誌を読んで分かりましたよ!
貪欲を表すオレンジ・ランタンの唯一の生き残りであるラーフリーズは、
他のオレンジ・ランタンを吸収し自らもパワーバッテリーになっているとは(ネタバレ)、
ある意味でパララックスでもあるのだなあ。

話だけ聞くと全く愛せないのに、このキャラクターから溢れる圧倒的なパワーは何だろうか?
と思ってたら、往年のギッフェン&ディマティスのコンビが復活して描いていたとは。

今回は劇中にこのタイトルが初出となるキャラクターが多かった事もあり、
キャラクターファイルがあった事で画として想像し易かったです。
どのキャラクターも“宇宙一迷惑な~”か“宇宙一不幸な~”という説明が
繰り返されて面白い。どんだけ宇宙一がいるんだ。

前半の『THRESHOLD』誌のバックアップに載っていたエピソードは「スターローバース」という
古典スペースオペラ・コミックスのキャラクターと絡める事で一応は宇宙冒険物の体裁を採り、
独自タイトルを会得すると今度は初出となる宇宙神族と対決していくというコズミック神話な内容にシフト。
その最後にGLを登場させて、この迷惑なキャラクターが一応は『GREEN LANTERN』誌の
系譜である事を思い出させますが、そのGLがよりによってグノートとは!
ラーフリーズとグノートが絡むなんて、想像しただけで楽しいけど、登場人物にとっては
悪夢だろうな~。

出オチな感じもありますが、バカ犬にしては珍しくGLらしい振る舞いをするし、
かと思えばいつものギッフェン&ディマティスの芸風に回帰していて流石。
ラーフリーズは天性の嘘吐きで、語られる過去が片っ端から真実とは限らないとは、
ある意味でジョーカーに匹敵するなァ。

同人誌自体も読み易く、ノリにのって書いているんだろうな~とは思いますが、
ギッフェン&ディマティスのペーソスを解説されても野暮であるというジレンマも。
やっぱ原書買って読むしかないな。
 
 

戦いすんで 見上げる空に ひとつ輝く 僕の星

 投稿者:アメコマー菅野  投稿日:2017年 2月11日(土)17時14分9秒
  マッキーさんとHumanflyさんの家に旅行にいったり雪の白川郷を見たり、土日とも仕事
(代休・平日休なし)したり、お台場にガンダム見にいったり、レンズ買ったり、
また土日とも仕事だったりして生きてます。菅野です。
>ロヒキアさん
そんな訳でなかなかレスできずすみませんでした。いつも感想ありがとう御座います!
新OMEGA MEN誌は、最初オメガメン=宇宙人チームだからということで予約入れ、
#1を読んで構成の素晴らしさに惚れたんですが、これまでのDCのコミックの内容を
ストーリーに盛り込んだ展開に驚愕し(ライターのトム・キングは元CIAだそうですが、
CIAってそんなにDCのコミック読んでるのか??と思っちゃったりも)、カイルの扱いに
涙して完全に虜になりましたね。
「キャラクター紹介があれば」というご指摘は、前回もいただきましたね。次の本では
入れることにします。
>そして過酷な状況にあろうとも己を失わないカイルの姿
そう、これがいいんです。カイルに思い入れがあるとこのタイトル感動が倍増しますね!
訂正ペーパーに別のコミック紹介をぶっ込むのが芸風になりつつある気がします。
書いてて自分が楽しいですしね!
次のイベントは4/9のアメコミオンリーです、頑張ります!

新刊感想↓
BLUE BEETLE #4
およそ2年前。雨のなか車に乗った男が何かを恐れながらテッド・コードと通話していた。
車には謎の箱が積まれている。と、突如前方にドクター・フェイト(中の人なし)が出現し、
驚いた男は運転を誤り橋から落ち川へ沈んでしまう。ドクター・フェイトは箱の中身が
流出して失われているのを見ると、男を救わず飛び去った。
現代。ハイメは友人たちと別れたあと、技術者のテリのところへ行き、自分の背骨に
固着しているスカラベを調べてもらう。そして、このスカラベに出会った時の話を始める。
ハイメは友人のパコ、ブレンダと川辺に来ていたが、パコは川に青くて小さい何かを
見つけて川に入り拾う。パコが何か痛みを感じて悲鳴を上げるのを見てブレンダも川に入るが、
その青い物体=スカラベはエネルギーを発して二人を吹き飛ばし、巨大な甲虫の像を
浮かび上がらせ、ブレンダは何かに憑依されたように謎の言語を発し始める。
ハイメが甲虫の像に手を近づけると、彼の体にアーマーが装着されはじめ、
ブルービートルに変身した!!
テリからハイメの検査データを送信されたテッド・コード。彼の回想にて、マンションの
隣人であったギャレット氏から、箱に入った青いスカラベを見せられたことを
テッドは思い出すのだった。
ついに出たブルービートル新オリジン。今度は宇宙人アーマー兵器ではないという設定が
少しずつ積み上げられているが、初代から3代目のブルービートルの繋がりが明らかに
なりつつあって、燃えます! このタイトル目が離せん!
 

さらばやさしき日々よ、もう戻れない…

 投稿者:ロヒキア  投稿日:2017年 1月18日(水)00時00分54秒
編集済
  どうも、あけましておめでとうございます。


さて、年末コミケでは買い損ねたアメコミ向上委員会の同人誌
『アメコミ情報誌SleepWalker#23 変身!オメガメンの巻』が郵便で届いたので、
早速読みましたよ。

『OMEGAMEN VOL.3』全12号の全エピソード紹介ですが、いわゆるNew52展開の新設定のタイトルだけど、
この同人誌では『OMEGAMEN VOL.3』の素材となった旧シリーズからの要素
『SUPERMAN』#257(1972年)のステラリウム、『GREEN LANTERN』#141-143で初登場した「オメガメン」、
『OMEGAMEN VOL.1』(1981-1986年)や『OMEGAMEN VOL.2』(2006年)の大まかな流れ。
そして「グリーンランタン」であり「ホワイトランタン」であったカイル・レイナーを紹介した上で、
本作の解説に勤しんでいる親切設計。つーか、コミケ後の忘年会で菅野さんが熱く語った内容そのまんまでしたよ!

元のコミックがかなりコマ割や画に比重を置いてる凝った構成である為か、
「アメコミ向上委員会」にしては簡潔かつ換骨奪胎した文章になって読み易い(失礼)。
内容自体はスペオペの皮を被っているが露骨にテロや戦争を反映した内容で正直しんどかった。
去年読んだIMAGE COMICSの『MONSTRESS』もそんな感じでよく出来ているけどキツいな~。

『OMEGAMEN VOL.1』は数冊ほど持ってますが、「プレ・クライシス」では
結構【DCユニバース】の根元に関わる内容が多かったタイトルではあるものの、
レギュラー・キャラクターにあまり愛着が沸かず、その為に敬遠していたタイトルでありました。

この同人誌を読むと執筆者の菅野さんが相当に惚れ込んでいる上で紹介しているのが分かり、
周囲のアメコミ・ファンでも評判は高いですが、それでも打ち切りの危機にあったタイトルだったというのだから驚き!
この同人誌で惜しいのは、チーム・メンバーの紹介が無かったところ。
メンバーが少しづつ減っていくところが重要なポイントだと思うので、そこは短くも画を入れてほしかったな。
そして過酷な状況にあろうとも己を失わないカイルの姿に、ゼロ・アワー世代の自分は涙してしまう……。

あとがきでは、『OMEGAMEN VOL.3』のメイン・アーティストであるバーナビー・バゲンダさんが
来日された際のアメコマー菅野さんとの交流について記されており、現行のアメコミの
アーティストに直に感想を言ったり出来る素晴らしさを感じました。今回の同人誌を発刊した原動力の一つなのでしょう。
自分もその場にはいたワケですが、良い時代になったよね。


あと、『超力』の訂正ペーパーも去年のうちに届きましたが、訂正ペーパーは最初の8行までで、
その後はジャック・カービーの「フォース・ワールド」の最終章として描かれた
グラフィック・ノヴェル『THE HUNGER GODS』(1983年)の解説だったのには驚くやら呆れるやら。

カービーの描くコミックスの勢いをそのまま活字にしたような、パワフルな文章でした!
最後は敵も味方もボロボロになるが、宇宙の神話が終わることなく、
次のダークサイドの戦場(それはカービーの新しい仕事)になる『SUPER POWERS』に繋げているのが分かります。

“キング”という称号を考えると、カービーが誰に一番感情移入して描いているか?と考察するのも一興でしょう。


今年もよろしくお願いします。
 

なぜ鳥たちよりも速く飛ぶのだろう なぜ雲よりも高く舞うのだろう

 投稿者:アメコマー菅野  投稿日:2016年11月10日(木)12時12分25秒
  『ライブドローイングイベントBRAVE & BOLD』『海外マンガフェスタ』の手伝いをしたり、
日本丸を見に行ったり、『アメコミONLYイベントTEAM UP 8』にサークル参加したり、
ハゼ釣りに行ったりして生きてます。

TEAM UP 8で新刊『超力』を入手してくださった皆様ありがとう御座います。
表紙のフィギュアは、左上「デサード」右上「マーシャン・マンハンター」
左下「ステッペンウルフ」右下「スーパーマン」で、左右でヴィラン対ヒーロー、
そして上段2つがオリジナルのケナー社版、ステッペンウルフがマテル社の
「DCユニバース・クラシックス」シリーズ、スーパーマンはコトブキヤ版と
下段が他社新シリーズでのスーパーパワーズという対比にできて、お気に入りの表紙に
なりました。題字は友人のラジニくんが書いてくれました。「崩し字で書いていいか」
というので任せましたが、いい感じになったと思います。

読み返していてミスが見つかりましたのでお知らせします。
・7ページ15行目:グリーンアローは球体バリアでスーパー蛮人を隔離→グリーンランタンは
・8ページ8行目:第3の闘神に攻撃し倒すが、第3の闘神のメンタルコントロール能力で操られて
 →第2の闘神のメンタルコントロール能力で操られて
・15ページ9行目:マンディスが現れ攻撃してくる→マンティス
・19ページ31行目:そえを見て自分の→それを
冬コミで訂正ペーパーを配布します!

>ロヒキアさん
イベント手伝いお疲れ様でした! 大活躍でしたね!
本の感想もありがとう御座います。とても励みになります!
>カービーがコミカライズを担当する事が企画の目玉としてあったから、
>フィギュアの『SUPER POWERS』のラインナップに「FOURTH WORLD」の
>キャラクターが多かったのだろうか?
このへん、どういう経緯だったのか知らないのですが、CRISIS ON INFINITE EARTHSの
前なので、DCヒーロー全員を敵に回せる悪役としてダークサイドは丁度良い位置にいたと
思いますし、ここでダークサイドが起用されたことで以後のダークサイドのDC宇宙に
おける大物悪役としての位置が確立されたとも言えると思います。

>キャラクター紹介をザックリしてほしかった気もします。
おっしゃるとおりで、反省点ですね。

>自分も開封してるブツが2体あるので、言ってくれれば協力したのに~。
いやー、それを始めちゃうと、もっとフィギュアを手に入れて~とか際限なくなるので、
フィギュア同梱コミックについてはあくまでおまけ要素にとどめました。

さて、あいかわらずSUPERMANがとても面白いので、#7と8のレビューを↓
#6まででエラディケイターと決着がつき、#7はインターミッション回ですが、
スーパーマンの使命は続くわけで、今日も地球を見守り、事件がある所に出動。ゴッサム、
セントラル・シティ、ロンドン、南太平洋へ。アクアマン、フラッシュ、ワンダーウーマン、
バットマンを助け活躍し、気がつけば朝に。自宅へ帰り、その日の夜は家族で遊園地に
行くことに。近所の少女キャシーも来ていてクラークの息子ジョナサンも楽しそうですが、
その間にも事件は起こり、クラークは秘かに抜け出す羽目に。気の休まらないクラークが、
最後にジェットコースターに乗るのに間に合い、見せるとびきりの笑顔。素敵な回でした!

#8では一転、親子と愛犬は時空転移してしまい、中生代の生物が残るダイノソー・
アイランドで大冒険。軍が戦った跡や恐竜の骨があるこの島で、スーパーマンは
JOHN CLOUDと書かれたドッグタグを発見。読んでるこっちはテンションだだ上がりです。
米軍の基地だったらしい洞窟の壁を調べると、第二次大戦中の特殊部隊「ルーザーズ」に
ついて書かれていた! うわあこのネタをぶち込んできたか! 驚喜! さっさと次号を
受け取りに行かねば!
 

ゴーリキショウライ!チョーリキショウライ!

 投稿者:ロヒキア  投稿日:2016年11月 4日(金)11時15分55秒
  先月は『BRAVE & BOLD』、『海外マンガフェスタ2016』、『TEAM UP 8』と
続けての参加ご苦労様でした。

先日頂いた同人誌『アメコミ情報誌Sleep Walker #22 超力』を読みました。
実は自分が最初に購入したアメTOYは『SUPER POWERS』のジョーカーだったりするので
思い入れがあり、フィギュアは結構持っており、コミックスのシリーズも昔は神保町の
「ワンダーランド」によくあったので、“カービーじゃん!”と驚いて購入したものです。
内容はアクション中心になっており、ヒーローとヴィランの手に汗握る攻防が主軸。
どれも4~5号程度で終わっているのも、無用に引っ張らずに良いバランスを保っていましたね。

このコミックス・シリーズはVOL.2までアートをジャック・カービーが手掛けてますが、
カービーが描く機会の無かったバットマンの画を拝めたりするのが良くて。
ジャック・“キング”・カービーがコミカライズを担当する事が企画の目玉として
あったから、フィギュアの『SUPER POWERS』のラインナップに「FOURTH WORLD」の
キャラクターが多かったのだろうか?と邪推したりも。

実際、第2シリーズは『THE HUNGER GODS』(1984年)の続編の体裁で描かれてるとの事でしたが、
このシリーズは一部のキャラクターのデザインが変更されていたり、
設定に食い違いがあったりして独自のユニバースの様相がありますね。
『CRISIS ON INFINITY EATHERS』(1985-1986年)と前後する時期の企画ですが、
【プレ・クライシス】の時期は「FOURTH WORLD」が「アース1」と地続きながら、
別ユニバースのような雰囲気を持っていた事に起因するのか?とか
(この辺は70年代のカービーのMARVEL COMICSでの仕事とは好対照)。

新キャラクターやデザイン変更キャラクターもいるのだから、
キャラクター紹介をザックリしてほしかった気もします。

またこの本はあくまでコミックス紹介に特化しており、
長きに渡って放送されていたカートゥン・シリーズ『SUPER FRIENDS』の連動に
ついては必要最低限に留めていましたが、コミックス・シリーズとは別に
フィギュアのオマケで付いていたコミックスも2編紹介していましたね。
自分も開封してるブツが2体あるので、言ってくれれば協力したのに~。
 

時が流れ去ってもあの日の僕がいる故郷

 投稿者:アメコマー菅野  投稿日:2016年 9月10日(土)08時38分27秒
  夏コミでアメコミ向上委員会の本を入手してくださった皆様、ありがとう御座いました!

新刊『続・これが基本だ!リージョン・オブ・スーパーヒーローズ』にミスがありました。
17ページ17行目と29行目、18ページ2行目にエラスティ・ラッドと書いてしまっていますが、
「エラスティック・ラッド」が正しいです。次のイベントで訂正ペーパーを出します!

>ロヒキアさん
いつも感想ありがとう御座います。励みになります!
わりと長々と続く本になってしまいましたが、エドモンド・ハミルトンの
ライター期の全網羅と、後任のジム・シューターのデビューまでは
書きたかったので、果たせて満足しております!

タイムトラッパーについては、せっかくの大物悪役なのに、編集者がうまく回せなかった
のかなあと残念ですが、その後も登場は続き、歴史に名を残すキャラにはなりましたね。

ジェリー・シーゲルとエドモンド・ハミルトンの作風の違いも判る本になったかなと
思っていたので、そこを受け取っていただけていて嬉しいです!

最近の新刊感想↓
皆様DC UNIVERSE REBIRTHではどのタイトルが一押しですか?
私はSUPERMANがとても好きです。クラークとロイスは息子のジョナサンを育てるため
「スミス」という偽名の姓を名乗って郊外に引っ越しています。ジョナサンには
スーパーマンの能力が遺伝していますが、まだ不安定。クラークは息子にスーパーパワー
とのつきあい方を伝えようとしますが、そこへ「純粋クリプトン人だけを勝手な自己判断で
守る人造生命」エラディケイターが襲来! ああめんどくさい奴が!
#3では北極の「孤独の要塞」に息子をつれてきたスーパーマンとロイスがエラディケイター
と鉢合わせ。エラディケイターがジョナサンを守ったことで一時休戦になるも、
エラディケイターは純粋なクリプトン人ではなくハーフのジョナサンを排除しようと口から
吸い込もうとし、スーパー犬クリプトが身代わりになって吸い込まれてしまった!
愛犬がマントを残して消滅したのを見たジョナサンは、そのマントを受け継ぐ。
#4では親子タッグがエラディケイターを追い詰める。だがエラディケイターのパワーで
一同はメトロポリスへ転移。腕っぷしが強くてスーパーマンのファンの気のいい大男ビッボは
目の前にスーパーマンたちが突如転移してきて驚く。だがなおもエラディケイターの魔手は
迫る。スーパーマンは家族を潜水艇に入れ、それを持ち上げて月へ飛ぶ。スーパーマンに策が
あるんだと言うビッボ。果たしてどのような決着が?と期待大です!
スーパーマンたちの家族としてのつながりと、純粋クリプトン人だけを守るため地球育ちの
クラークやハーフのジョナサンを認めないエラディケイターとの戦いが良いのです!
 

遥か時間の荒野を旅立てば

 投稿者:ロヒキア  投稿日:2016年 9月 9日(金)10時58分16秒
編集済
  夏コミが終わって一ヶ月近く経ちましたが、
よーやく同人誌『続・これが基本だ!リージョン・オブ・スーパーヒーローズ』を読み終わりました。
紹介するアメコミ自体の密度の濃さもさる事ながら、126頁というボリュームも難儀しました。

今回はADVENTURE COMICS #309(1963年)からADVENTURE COMICS #347(1966年)まで紹介しており、
最後こそ14歳でデビューしたジム・シューターのデビュー直後のエピソードであるが、
大半はエドモンド・ハミルトンがライターを担当しているので、
、宇宙を揺るがす大事件は勿論のこと、メンバーに殉職者が出たり、人体欠損や能力喪失、
資格剥奪といった展開もあったり、ヒーローが収容所に入れられたり、
エドモンド・ハミルトンの代表作であるSF小説『キャプテン・フューチャー』に
繋がるスケール感や後の『スターウルフ』に通じるハードさも感じられました。
またメンバー間でロマンスも起きたりしてるのも、
ロマンス・コミックスの影響を感じたりしましたね。

長いことかけて前振りしていたタイム・トラッパーとの正面対決に際しては、
ジェリー・シーゲル担当に当たってしまった為におおらかすぎてコメディ調に
なってしまったのはどうかと思いましたが(w

ジェリー・シーゲルは自分の生み出した『SUPERBOY』の延長上に「LSH」を置いているせいか、
後先考えずにアイデアを大盛りで乗せる傾向にあるように思いました。
特に過去から来たスーパーボーイ、現代にいるスーパーガール、未来を舞台とした「LSH」が
並び立っているので無理が出ないワケがないのだけど、とりあえずエピソードとして
展開させておいて後で整合性や、矛盾への辻褄を合わせていく方向性は実に豪快でした
(設定の無視はしない。)。

特にADVENTURE COMICS #333(1965年)地球のアトランティス人の祖先が
ブルウン星からの入植者だったという設定は初耳だったし、色々と驚く展開でしたね
(現在は抹消されている設定ですが)。未来のキャラクターであるが歴史は古く、
【DCユニバース】においても幾つもバージョンが存在する「LSH」なら尚更でしょう。

大体、「リージョン・オブ・スーパーヒーローズ」はメンバーだけは多いので
活躍に偏りがあったり、スーパーボーイやマン・エル、ウルトラボーイといった
能力被りのしかも万能系キャラが複数いるし、新メンバー入団テストとかやって無限に
メンバーが増殖するし、入れない理由も上から目線なら、メンバー入りした後でも
規則だなんだと裁判まで起こして罰せられるという面倒くさいことこの上ない。
その中でもブレアニック5はコンピューター人間だけあって、融通が利かない奴だし。

そんなワケで「LSH」に加入できなかったが陰ながら「LSH」を補佐する
「リージョン・オブ・サブスティテュート・ヒーローズ」の方を思わず応援したくなるし、
エドモンド・ハミルトンも「サブスティテュート」を贔屓にしているようで嬉しい。
「LSH」がエリート集団であるからこそ、元は悪党だったが改心したクリプトン人デブ・エムや、
逆に闇堕ちしたビーストボーイ、孤高のローン・ウルフ(後のティンバー・ウルフ)、
謎のヒーローであるアンノウン・ボーイや「奇怪なリージョネア」、
そして戦略的な理由ではあったが一時的に孤立していたウルトラボーイ、
ライトニング・ラッド、スターボーイの活躍が際立っている。
それにしても数え切れない程の悪人を倒してきたスーパーヒロインだが、
バナナの皮で滑って死んだリータ87とは一体……?

「アメコミ怪人淑女録」では「LSH」の宿敵である「フェイタル・ファイブ」の
エメラルド・エンプレスをピックアップしていましたが、
最後の“2014年は「LSH」の新作が1冊も無い”と嘆きに応えてか?
タイムリーにも「LSH」の新タイトルが創刊されるという発表があり、
そういう意味で新企画への予習の意味も込めて読ませる同人誌といえるでしょう。

オマケペーパーは『GREENLANTERN CORPS ANNUAL』#2(1986年)でのシネストロの語る、
3人の「グリーンランタン」の資質の物語。でも一頁に無理に纏めたことで、
セクター69を管轄するナクレル星のグレルクの話は半端になってしまったかと。
裏面の「フジカGL690」というカメラの話は、ちゃんとカメラの特徴・性質の話と
ベトナム旅行の話が最後にクロスして纏まっていたので、
ちょいと残念でしたが面白かったです。
 

さあ行くぜ俺たちの出番だ

 投稿者:アメコマー菅野  投稿日:2016年 2月11日(木)20時19分58秒
  冬コミで新刊を落としたあと、激務を縫って新刊を仕上げたり、友人の誘いで映画
『ガールズ&パンツァー劇場版』を観たり、ウルトラマンスタンプラリーをやってみたり、
カメラ買ったり、ダイナミックプロのホームページで掲載された風忍先生の最新作
『鋼鉄ジーグ 秘龍伝』を読んでみたら読む前の期待が全て叶えられているので驚愕したり、
映画『仮面ライダー1号』の予告画像の藤岡弘、が変身するカットで超期待したりして
生きてます。
冬コミで新刊を期待してくださった皆様すみませんでした。4/3のアメコミオンリー
イベントTEAM UP 7に申し込んでおりますのでそちらで出す予定です。
本自体は完成してるので、お世話になった友人の方に少しずつ発送したりしていたら、
すでに感想が!↓

>ロヒキアさん
感想ありがとう御座います! コミケでは売り子ありがとう御座いました!
ハル・ジョーダン=スペクター本はやっと完成して言いたい事が全部言えたのが嬉しいです。
グリーンランタンは歴史が長い上にキャラクターの数や変遷が多岐に渡るので、
ハルのパララックスやカイルのイオンなどの過去形態が今になっても作中で
活かされているのが良いですね。
現在GREEN LANTERN誌ではパララックスがまたも登場なのでロヒキアさん入手して
読まれると良いかと思います。一方カイルはいまTHE OMEGA MENの方に出てるのが
面白いです。という事でオメガメンの感想!↓

THE OMEGA MEN Vol.3 #6-7
宇宙要塞に囚われのオメガメンはそれぞれ独房に閉じこめられ調べられる。カイルは首の中に
埋め込まれていたリングを手術で取り出され、オメガメンと対立しているベガ星系の要人
ビセロイはこれは何だと訊ねる。そこへ、ドックとスクラップスが操縦する宇宙船が特攻!
惑星へ落下していく宇宙要塞の中、歌いながら銃をぶっ放し続けて仲間を解放していく
スクラップスが格好いい! カイルも自力で脱出に成功。ついに宇宙要塞は墜落!
仲間からはぐれたカリスタだったが、カイルに発見され脱出する。
二人はホテルでベッドイン。夜中に部屋へ敵が潜入するが不意打ちで倒し街へ逃げ込む。
この星から出るため金を作ろうと母の形見の十字架を換金しようとするカイルだが、
店のオヤジが怪しんで銃を向けたところでカリスタが相手の右手を切り飛ばし、
宇宙船の券やカモフラージュコンタクトレンズを入手し、異星人に偽装して空港へ。
旅客船に乗り込んだかに見えたが周囲の異星人も脱出したオメガメンだった。
だが何かを隠しているオメガメンにカイルの不審感が噴出、カリスタに銃を突きつける。
全ての答えはブーアル星にあると言われるが、オメガメンはカイルに何をさせようと
しているのか? SF展開や画面構成も凝っていて、キャラも生き生きと動き、
物語の謎が高まって続きが気になってしょうがない良作です! 是非!
 

我ら思う、故に我ら在り

 投稿者:ロヒキア  投稿日:2016年 1月30日(土)21時24分32秒
編集済
  年末はコミケで遅刻して申し訳ありません&新刊間に合わずに残念でした。

そんなワケで、冬コミに間に合わなかった新刊
「その後のハル・ジョーダン=スペクター」が届いたので、早速拝読させて頂きました!


今回はハル・ジョーダンがスペクターとして復活した
90年代末期~00年代前半エピソード紹介本の後半。

『THE SPECTER VOL.4』後半やゲスト、レギュラーシリーズ終了後の
『JSA』やクロスオーバーを経て、ハルとスペクターが分離するまでを
解説していましたが、菅野さんがあとがきで書いているように、
このタイトルは“悪役だったキャラクターの【罪への責任】の取り方が
描かれ続けたスーパーヒーローコミックス”であり、罪を無かった事にせず、
むしろ自分の犯した罪と向き合い、償う事を課す類稀なる内容だったのだな~と。
もっとも、あの最終回のオチはそれでいいのか?
ある意味で投げっ放しになっていないのか?という疑問が先に立ったものですが。

なので、メインライターのJ.M.ディマティスよりも、
ゲストライターのジョン・オストランダーによる、
アポコリプスでダークサイドと遭遇する話の方が、
ジャック・カービィーの作り出した設定の意味を
ハルを狂言回しにする事で分かり易く噛み砕いていて好きですねー。


むしろこの時期はカイルが「イオン」という高次な存在になったり、
当時のスーパーガール(リンダ)がプレ・クライシスの世界に干渉した際に
警告を発したり、スペクターの役割+かつてパララックスとして世界の秩序を
変えようとした人物としての側面もあったので説得力ありまくりで、
そっちの印象が強いですね。

『JSA』#60-62は復讐の精霊としてのスペクター復活で、
当時の自分は拍手喝采だったのが思い出されます。
『THE SPECTER VOL.3』をリスペクトする事で、
『THE SPECTER VOL.4』でのキャラ変更から更に上書きするキャラ付けの違和感を
最小限にしてるところは、流石にジェフ・ジョーンズといった感じで。

ジェフ・ジョーンズは自らスペクターのホストをハル・ジョーダンに
選定した身でありながら、『GREENLANTERN:REBIRTH』では
ハル・ジョーダン=スペクターの設定を再解釈の上で
分離させているので、この辺は他のライターなら文句が出るところを
あえて泥を被っているようにも見えるし、
割と思い入れのないキャラはあっさり殺す芸風のようなものも感じます。

大体、バットマンとは和解したはずのハルが、『GREENLANTERN:REBIRTH』で
またバットマンに疑われているのはワザとだろーなという感じでしたし。
今回の同人誌を読むまで、『GREENLANTERN SECRET FILES AND ORIGINS 2005』で
帳尻を合わすような短編の存在を忘却していたのですが…(汗)。


正直言うと、ハルはJLAメンバーに近い存在過ぎて、
活かし難い面もあったのではないか?と邪推も。
フラッシュ=ウォーリーの関連でも度々顔を出したり、
『IDENTITY CRISIS』でオリバーに呼び出された件にも
そんな苦しさが出ていたように思いました。

『IDENTITY CRISIS』に関しては問題点や、
当時から在った批判について書いてあったのは意義があったのでは?

当時の菅野さんが『GREENLANTERN:REBIRTH』の展開に
血涙を流していたのが書かれていて面白かったのですが、
それはハル=パララックスという堕落した元ヒーローの
ヴィランが好きであった自分も同じ想いなのですよ。


今回この同人誌を読み、菅野さんが指摘しているように
懺悔の過程を経てハルはヒーローに復帰したのだという
軌跡を再確認する事が出来ました。有難うございます。

ヴィランだったときの事を無かった事にせず、
充分過ぎるほどの贖罪を経て、再びヒーロー「グリーンランタン」として帰ってきた。
設定変更もあるにはあったが、ハル自身の心情は決してリセットされたわけではなく、
そこに更正した一人の人間が描かれていたからこそ、
ハル・ジョーダンというキャラクターの歴史の重みも感じされるのだと思いました。


それでは、春の「TEAM-UP」参加を楽しみにしていますよ!
 

時代のパワーで 優しい心を思い出させよう

 投稿者:アメコマー菅野  投稿日:2015年10月 4日(日)13時35分47秒
  新しい『ファンタスティック・フォー』の前売り券を買いに行って絵柄が4種類と言われて
4枚買ったり、ハノイで東南アジア特有の混沌のパワーを吸収したり、アメコミオンリー
イベントTEAM UP 6にサークル参加してとても楽しく過ごしたりしています。

>ぼんさん
久しぶりにロヒキアさん以外の方が書き込みを! ありがとう御座います。
前回のアメコミオンリーの帰りに話していてぼんさんが『航時軍団』の内容を
普通に話されるので驚きまして、今回の本は楽しんでいただけると思っておりました。
SF大会のペリー・ローダンサークルの方から託されたお土産も楽しんでいただけたようで。
TEAM UP 6では、解説系の主役として大活躍でしたね!
新刊『クラリオン・ザ・ウィッチボーイ全仕事』読みました。あいかわらず構成が
素晴らしくて、「コミックが出るまでの経緯」「コミックの内容」「感想や解説」が
1セットになっていて判りやすく、巻末のインタビュー記事などで理解が進む、
読み応えがある本でした!
New52のクラリオンは、やはりあのあとの構想があったのですね。タイトルを畳むの早すぎ!
というのは今のマーヴルやDCに共通する問題だと思います。せっかくのクラリオン初の
個人タイトルなのだから、もっと読みたかったですね。

>ロヒキアさん
書き込みありがとう御座います。ロヒキアさんBEYOND MARSすでに持ってた!
というのがさすがすぎます。TEAM UP 6では売り子ありがとう御座いました。
一緒に飲み会に行くとこちらの話に適切な解説やツッコミが入るので楽しいです。
海外マンガフェスタではお互い頑張りましょう!

さあて皆様。『LOBO: ポートレイト・オブ・ア・バスティッチ』というロボの邦訳本が
ジュリアンパブリッシングというところから出ましたね! うはは!
キース・ギフェン&アラン・グラント先生のロボです! まさに望んだものが得られた!
これで、DC vs. MARVELでウルヴァリンと戦ってるこのロボってやつ誰?とか、
BOOK OF FATEの最後に出てくるこいつ何?とかいうときこの本を投げつけるだけで解決!
ついでにブリル・ドックスやL.E.G.I.O.N.についての知識も得られ、ぼんさんの『クラリオン
・ザ・ウィッチボーイ全仕事』の前後に読めば相互補完できたり!
これを邦訳してくれた方々に感謝を! 1億部ぐらい売れてくれい! 皆様是非!

新刊コミックではSAVAGE DRAGON #206が面白かったです。ドラゴンの息子マルコムくん
がついに卒業式!という話にからめて、巨大怪人との格闘戦×2!
マルコムくんの義姉エンジェルさんとのタッグもあり! 敵の巨大怪人がもう本当に、
殴る!だけに特化した魅力があって、アクションシーンが「1ページ1枚絵で左パンチ!」→
一こま置いて、「右パンチ!」という潔さと迫力! ついに卒業したマルコムくんの今後も
楽しみです! 巻末のマイティマンのジム・スターリン風コミックも楽しいです。
 

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